今日の官報では、来年度(令和8年度)を見据えた水産資源や国土保全に関する告示が目立ちました。特に、北陸地方での「電柱新設の制限」は、私たちのインフラがより災害に強い形へアップデートされていることを示しています。
また、特定の暴力団組織に関する公示事項の変更も多数掲載されており、治安維持に向けた行政・公安の動きも見て取れます。
令和8管理年度の特定水産資源における漁獲可能量(TAC)の公表
農林水産省は、漁業法に基づき、令和8管理年度における「めかじき」「めばち」「あかうお類」などの特定水産資源について、大臣管理漁獲可能量を公表しました。
【根拠法令】
漁業法第15条第1項各号
【詳細(一部抜粋)】
主要な資源と数量(大臣管理漁獲可能量)は以下の通りです。
| 資源名(海域・漁業区分) | 大臣管理漁獲可能量 | 単位 |
| めかじき(南西太平洋海域)かつお・まぐろ漁業 | 588 | トン |
| めばち(東部太平洋条約海域)かつお・まぐろ漁業 | 24,372 | トン |
| あかうお類(北西大西洋条約海域 区分3M) | 400 | トン |
| あかうお類(北西大西洋条約海域 区分30) | 60 | トン |
| からすがれい(北西大西洋条約海域) | 1,118.8 | トン |
| きはだ(インド洋協定海域)大中型まき網漁業等 | 4,002 | トン |
| にたりくじら(母船式・基地式合計) | 153 | 頭 |
| いわしくじら(母船式・基地式合計) | 56 | 頭 |
| ながすくじら(母船式) | 58 | 頭 |
| くろまぐろ(東部太平洋条約海域)かつお・まぐろ漁業 | 10 | トン |
【ポイント】
国際的な資源管理の枠組みに基づき、将来にわたる持続可能な漁業を維持するための制限値が定められています。
保安林の指定(福井県)
森林法に基づき、福井県内の特定の森林が「土砂の流出の防備」および「水源の涵養」を目的とする保安林に指定されました。
【根拠法令】
森林法第25条第1項
【指定場所】
農林水産省告示第1922号(土砂の流出の防備):
福井県福井市在田町40字堂之嶺33の3、34、36、38、42、46から48まで、50から52まで、丹生郡越前町田中54字山ノ際2から5まで、13から15まで、16の1、16の2、22から24まで、31。
農林水産省告示第1923号(水源の涵養):
福井県福井市蔵作町4字大滝90の3。
【ポイント】
指定された区域では、立木の伐採方法などに制限が課される代わりに、国土保全や水資源の確保という重要な役割を担うことになります。
広島市における砂防法に基づく土地の指定と直轄工事の施行
砂防法に基づき、広島県広島市安佐南区の特定の土地を砂防指定地とし、令和8年度から国が直接砂防設備工事を施行することが決定しました。
【根拠法令】
砂防法第2条および第6条第1項
【対象区域】
- 河川名称: 山本川支川
- 所在地: 広島県広島市安佐南区山本町の区域内の一部(告示に示された1点から52点を結ぶ区域)。
【ポイント】
土砂災害から地域住民の安全を守るため、国が主体となって砂防工事を進める区域として指定されました。
道路の占用制限(無電柱化の推進)
北陸地方整備局は、災害発生時の被害拡大防止を目的として、一般国道17号および159号の特定区間において、新たに地上に電柱を設けるなどの道路占用を制限することを公示しました。
【根拠法令】
道路法第37条第1項
【対象区間と期日】
- 一般国道17号: 南魚沼市上一日市字川端318番3から同市上一日市字鳥島233番1まで。
- 一般国道159号: かほく市高松オ17番7から同市高松ミ4番1まで。
- 制限開始期日: 令和7年12月20日
【ポイント】
緊急輸送道路において電柱の新設を制限することで、地震等の災害時に電柱が倒壊して道路を塞ぐリスクを減らし、救助や物資輸送のルートを確保します。
組換えDNA技術応用飼料の安全性確認
農林水産省は、新たに申請のあった組換えDNA技術を応用した「なたね」および「ダイズ」について、飼料としての安全性を確認し、その内容を公表しました。 313131313131313131
【公表された品種】
- DHA産生及び除草剤グルホシネート耐性キャノーラ(NUSEED Nutritional Inc.): 系統名 NS-B50027-4
- 除草剤耐性ダイズ(バイエルクロップサイエンス株式会社): 系統名 MON94313系統
- チョウ目害虫抵抗性ダイズ(バイエルクロップサイエンス株式会社): 系統名 MON94637系統
【ポイント】
最新のバイオ技術を用いた飼料について、国の基準に基づいた厳格な安全性審査が行われています。

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