2026年1月6日官報(本紙)第1620号の解説

本日の官報では、ワシントン条約(CITES)の附属書改正による国際取引規制の追加や、特定水産資源(大西洋のメカジキ等)の漁獲可能量の修正、西日本鉄道の運賃改定に向けた答申などが公示されました。また、農林水産分野では多くの新品種の出願が受理されており、知的財産保護の動きが活発です。絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)附属書Ⅲの改正

昭和48年に作成された「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」(ワシントン条約)の附属書Ⅲが改正されました 。

今回の改正により、動物界脊索動物門条鰭綱の項に「うなぎ目うなぎ科」が追加され、特定の種と国名が新たに指定されました 。

【根拠法令】

絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約第16条の規定 3

【変更点】

改正により、以下の内容が附属書Ⅲに加えられました:

  • 追加された分類: うなぎ目うなぎ科
  • 種名: アンギルラ・ロストラタ(アメリカウナギ)
  • 国名: ドミニカ共和国

【ポイント】

この改正は令和8年1月7日から効力を生じます。ドミニカ共和国が自国内の種の保護のために国際的な協力を求めたものであり、同国からのアメリカウナギの輸出には輸出許可証が必要となります。

特定水産資源(メカジキ等)の漁獲可能量(TAC)の変更

大西洋におけるメカジキ(北大西洋海域)などの特定水産資源について、令和7管理年度における漁獲可能量等の数量が変更されました。

【根拠法令】

漁業法第15条第1項、第5項および第6項

【変更点】

メカジキ(北大西洋海域)に関する数量が以下のように大幅に引き上げられました:

項目改正前改正後漁獲可能量(全体)667.00 トン 12122,649.51 トン 1313大臣管理漁獲可能量(かつお・まぐろ漁業)663.00 トン 142,645.51 トン

【ポイント】

北大西洋海域におけるメカジキの漁獲枠が約4倍に修正されています 16161616。これは国際的な資源管理機関での合意や、実際の資源状況の再評価を反映したものと考えられます。官報5ページには、対象となる他の魚種(大西洋くろまぐろ、びんなが、めばち、よしきりざめ等)も列挙されています。

運輸審議会による西日本鉄道の旅客運賃上限変更に関する答申

運輸審議会より、西日本鉄道株式会社からの鉄道旅客運賃の上限変更認可申請について、申請どおり認可することが適当であるとの答申が出されました。

【根拠法令】

運輸審議会一般規則第29条

【ポイント】

事案番号「令七第四〇〇三号」として審査されていたもので、令和7年12月16日付けで適当である旨の答申がなされました 20。これにより、今後西日本鉄道における運賃改定が正式に認可される見通しです。

種苗法に基づく品種登録出願の公示

農林水産省は、種苗法に基づき、新たに受理した品種登録出願および届出事項を公示しました。

【根拠法令】

種苗法第13条第1項および第21条の2第3項

【ポイント】

今回公示された主な出願品種は以下の通りです。一部の品種については、指定国以外への輸出や最終消費目的以外での収穫物の輸出が制限されています 2323。

キク: 「みなみの絆」(愛知みなみ農業協同組合 他)
ダリア: 「Dodahyptrobre」(Dummen Group B.V.)
バラ: 「KAWAtaff」「KAWAlesoir」等、多数(有限会社河本バラ園)
イチゴ: 「MYFRA064」「MYFRA065」(株式会社ミヨシ)
イネ: 「ZR2」(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)

経済産業大臣の臨時代理および解職

赤澤亮正内閣府特命担当大臣が手術を受けることに伴い、その間の職務を代行する臨時代理が指定されました。

【根拠法令】

内閣法第10条 3030

【ポイント】

令和7年12月25日、赤澤大臣の手術中、城内実国務大臣が経済産業大臣の職務および内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)の事務代理に指定されました 。手術終了に伴い、同日付でその指定は解かれています。

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